合唱の種類

■ パート数による分類
パート数により、二部合唱、三部合唱、四部合唱等と呼ぶ。曲によっては六部、八部合唱などもある。部分的にパート数が異なる場合も、多くの部分がそのパート数であるならばそのパート数で呼ばれる。 ただし、曲のなかで一時的にパートがさらに複数に分かれることもあり、これはディヴィジョン(ディヴィジ)と呼ばれる(記号 div.)。ディヴィジョンによって複雑な和音が作り出されることが多い。


■ 独唱の有無による分類
合唱とは別に独唱者または重唱者が立てられることがある。わずか数小節を担当する程度のものもあれば、独唱曲に近い(合唱がほんのわずかしか登場しない)ものもある。管弦楽を伴う作品の中には、合唱とソロがそれぞれ別々の箇所を歌い、お互いが絡み合うことがまったくないものも多々見られる。この点は、独奏楽器と管弦楽が一緒に演奏する場面が必ずといっていいほど存在する協奏曲と異なるところである。

独唱ではなく、または、独唱に加えて語り手(ナレーター)の入る合唱曲もある。シェーンベルクの「ワルシャワの生き残り」や、ツィンマーマンの「若き詩人のためのレクイエム」など、20世紀以降の作品に広く見られる。


■ 伴奏の有無による分類
無伴奏の合唱をア・カペラ(厳密な意味は教会風)と呼ぶが、日本の曲(民謡や童謡・唱歌)に対しては単に無伴奏と呼ぶ。伴奏が付く場合にはピアノやオルガンによるものとオーケストラによるものが多いが、ハープや打楽器などによる伴奏もある。


■ 声の性質による分類
女声による合唱を女声合唱、男声によるものを男声合唱といい、変声前の声によるものを児童合唱(または童声合唱、少年合唱、少年少女合唱など。主に童声合唱)と呼ぶ。男女の声によるものを混声合唱という。また、混声合唱の対義語として同声合唱(男声合唱と女声合唱の総称)があるが、前述の童声合唱と読みが同じために混同されがちである。

また、二次性徴以前の男子の場合、ボーイソプラノとして、女声パートを歌う場合や、童声合唱で歌われることがある。



『ウィキペディア』参照